サンアローは開発活動に特に力を入れて取り組んでおります。
NEEDS ∞ SEEDS
現状維持を許さない、常に成長し続ける姿勢こそが私たちの強みです。


ゴムに加飾を施したい…樹脂とゴムを一体成形させた製品を作りたい…高級感のあるデザインを追求したい…このようなお客様からのニーズに答えるべく、サンアローでは製品企画室という部署を設けて様々な技術を開発し、量産への応用に繋げています。
ニーズに基づく開発活動の特徴として、お客様からの「こういったものができないか」「今抱えている課題を解消できないか」という依頼を、試作段階から一緒に行う事で、量産を見据えた改良を重ねていきます。

ニーズから生み出された技術が、他の製品への応用で新たなニーズや課題が生まれます。それらは終わることなく当社の新たな開発テーマとして取り組み続けていくことになります。


当社では、産学官連携による開発活動を積極的に行っております。医療分野では、名古屋大学大学院医学系研究科小児外科と共同で小児外科用シミュレータを開発しました。食道閉鎖症・十二指腸閉鎖症・先天性胆道拡張症といった症例に対する手術トレーニングが可能であり、本シミュレータを使用して実践トレーニングを行うための Off the job Trainingセミナー が開催されています。

新潟大学医学部との共同で開発した内視鏡フードは内視鏡の先端に装着する事で内視鏡治療や検査の際に組織又は異物の把持・回収するための製品です。花びらのように見えるゴム部分が異物等に被さるように保護されるため、臓器を損傷させる事なく異物回収が可能となります。

東北大学大学院工学研究科との共同で開発したのは、酵素によるバイオ発電 の機構を搭載した スキンパッチです。皮膚へ薬剤などの浸透を促進する働きを持っています。それだけではなく、カスタマイズメニューとしてポーラスマイクロニードルアレイ(PMNA)の搭載などが可能です。医療や健康などの分野だけではなく、農業、畜産分野などにも応用が期待できる製品となっており、改良を重ねています。

産業技術総合研究所(産総研)や、日本ゼオン株式会社との連携の中で、カーボンナノチューブをはじめとする多様なナノ材料と樹脂・ゴム・溶媒へのコンパウンディング、分散に関するノウハウを培ってきました。そのノウハウと、当社がもとより保有している高度な成形技術と組み合わせる事で、無限の可能性を秘めた新製品を創造しています。

製品として、高強度・高導電性などを実現したOリング”SGOINT(スゴイン)”。 材料として、PEEK樹脂とCNTを複合したESD対策材料”SARPLUS(サープラス)” 。近年では自社開発品としてシリカ粒子、無機繊維を用いた不定形材料の”Sunzaro(サンゼロ)”の開発を行いました。

シーズ開発だけに留まらず、製品としてのニーズも生み出すことでお客様の生活を豊かにする、ものづくり企業としての使命を持ちながら日々活動しております。

jaJapanese